海外の日系企業で働く

フリーランスSEが英語力を活かす最も現実的な方法といえば、海外に拠点を持つ日系企業で働くことです。この場合、任せられる業務の必要に応じて徐々にステップアップしていけばいいので、最初から高い英語力を持っている必要はほとんどありません。近年は、中小企業やベンチャー企業が積極的に海外進出しているので選択肢も豊富です。少し気になる部分があるとすれば、外国人スタッフの日本語力です。日系企業で働く外国人は企業から日本語教育を受けていることが多く、職場が英語をフル活用するほどの環境にない場合があります。とはいえ、将来を見据えて今からグローバルな環境を経験したいという人にはちょうどいい環境でもあるので、最初の一歩として検討してみることができるでしょう。

国内の外資系企業で働く

外国人が多く働いている国内の外資系IT企業であれば、国内であっても英語を使う機会は多くなります。外資系企業は働き方が欧米式なので、グローバルに通用するビジネス様式を学びながら英語力を高めていくこともできます。本社やその他の拠点が海外にあることから、海外に出張するチャンスも増えます。ただし、同じ外資系でも日本人スタッフばかりの企業があるので、内情をよく確認する必要があるでしょう。外資系企業は日本の企業よりも給料が高めですが、退職金がないので注意が必要です。

国内のグローバル企業で働く

英語を公用語としているグローバル企業は、日本国内にも増えてきています。英語を使うことが基本となる環境になるので、働いていれば必然的に英語力が鍛えられます。グローバル企業として有名なところでは、ユニクロや楽天があります。これらの2社は早くから海外戦略に目を向け、海外での売上アップを狙って社内の公用語を英語に変えています。年収はユニクロが550万円から1,500万円、楽天の平均年収が666万円と、どちらも一般的なIT企業の平均年収を上回っている状況です。

海外の企業で働く

英語力を活かす働き方としては上級編になりますが、海外の企業に直接自分で応募して働くという方法もあります。他の方法に比べると難易度は格段に高くなるため、大きなチャレンジになることは必至です。海外の企業はかなりシビアに人材を評価するところがあるため、高い技術力と豊富な経験はあって当然のものと考える必要があります。採用までのハードルが高い上に、面接を受けるための準備も日本とはかなり異なります。生活拠点を探したり、面接を受けたりするのにかなりの時間と費用がかかってしまいます。それでも勝負したい強い気持ちと勝負できる要素を持っているならば、チャレンジしてみる価値のある方法です。

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