学習をはじめる前に「目的」を持つ!
プログラミングと英語の関係
プログラミングの学習をはじめる前に考えておきたいのが英語のことです。現在活躍しているフリーランスSEの中には、英語に苦手意識を持っている人が少なくありません。中学校で習う基礎的な部分すら記憶があいまいで、プログラミングについての知識だけを学習してきた状態です。しかし、プログラミングを習得してきた人の多くは、英語の重要性を痛感しています。気がついた時点で英語を学習すればいいのかもしれませんが、そのころになってあらためて英語学習のために多くの時間を割くのは現実的に難しいものです。IT業界の急激な変化に対応しきれていない日本人SEは多く、その原因の主な部分はプログラミング力ではなく英語力にある場合が少なくありません。英語のドキュメントが読めるだけの英語力があれば、海外から発信される新しい情報についていくことができます。苦手だからと英語を避けるのはもったいないことなので、今ある状況でどのように英語学習ができるか前向きに考えてみることをおすすめします。
最初に目標を決めておくとメリハリが出る
プログラミング学習をはじめるにあたってプログラミングで何を実現したいのか目標を定めるように、英語学習をはじめるにあたっても目標設定が重要です。目的もなくただ漠然と英語を勉強しているだけだと、気持ちが続かず挫折してしまいかねません。目的があっても勉強方法が間違っていると、時間を無駄にしてしまいます。大人になってからの英語学習でよくあるのが、「TOEICで〇〇点」のようなテスト系の数値目標を掲げるケースです。目的によってはこれが有効な場合もありますが、プログラミングのための英語学習には不向きかもしれません。英語のドキュメントが読めるようになるための学習ならば、そこに的を絞った学習方法を考えましょう。
「いつも使うライブラリの最新ドキュメントを読めるようになる」や「英語でメールができるようになる」など、英語で何をしたいのかできるだけ具体的に希望をピックアップしてみると、何を目標とすべきかがはっきりしてきます。また、どの程度のレベルを最終目標とするかを決めておくと、メリハリのある学習ができます。最終目標までが遠すぎるように感じるならば、短期目標をいくつか設定してひとつひとつクリアしていくようにすると張り合いが出ます。目標が明確になるとやるべきことも明確になり、限られた時間を効率的に使うことができるようになります。少しでも早く英語力を身につけたいと思うならば、昔通った道を通り直すような方法で手当たり次第に勉強するのではなく、今の自分の英語力を正しく見極めた上で計画的に学習を進めていくようにしましょう。
英語学習を考えているSEへ
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英語で書かれた最新情報を得るため!
IT系の最新情報は日本語と英語でタイムラグがあるものです。書籍については、企画から出版までに時間を要するので、内容は正確でも情報の鮮度が低くなってしまいます。鮮度の高い情報をリアルタイムで入手するためには英語力が欠かせません。フリーランスのSEが英語力を強化すれば、活躍の場をさらに広げることができます。
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学習をはじめる前に「目的」を持つ!
大人の英語学習を効率化するために欠かせないのが、英語を学習する目的の設定です。目的によって学習内容や学習方法のチョイスが異なるので、SEとしての仕事に活かすための英語ならば、それなりのプランを立てる必要があります。まずは自分の英語力を正しく把握し、目的とレベルに応じた学習プランを立てるようにしましょう。
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英語が活かせる4つの職場!
外国人スタッフが多くいる日系企業の海外拠点や国内の外資系企業、英語が公用語のグローバル企業、海外の企業など、フリーランスのSEが英語力を活かして働ける場所はいくつもあります。それぞれに特徴があって難易度も異なるため、英語力のレベルとSEとしての経験値にマッチする職場をよく選ぶ必要があります。